2016年7月23日(土)、存明寺においてグリーフケアをテーマとしたイベントが行われました。
この企画は「グリーフサポート世田谷」の皆さんと「存明寺」との、初の共催です。
「グリサポせたがや」は、区内で積極的にグリーフサポート活動をしている素敵な団体です。
グリーフサポート関連のDVD上映、歌手の大島花子さんのミニライブなどが行なわれました。
遠くは山口や福島など、遠近各地から約100名の方々がご参加下さいました。深謝。
受付の担当は、グリサポせたがやの皆さんです。さすがテキパキされています。
ほかに駐車場係や誘導係など、実に大勢のスタッフにご協力を頂きました。
開会挨拶・酒井住職:これははじめの一歩。グリーフケアの風を吹かせよう。
開会挨拶・松本代表:グリーフは幅広い喪失。サポートを共に考えよう。
DVD上映会は「教育現場におけるグリーフサポート ~死別体験にどう向き合うか~」です。
大島花子さんは、坂本九さんの娘さん。ご自身の悲しみの体験を語りながらのライブです。
歌には人を包み込む力がある、それがライブの底に流れていたことでした。
真剣な姿勢で歌を聞かれている多くの方々、中には涙を流しながら。
その涙、光を浴びて、いつか虹になったら・・・。それが人々の「いのり」なのかもしれません。
コンサート中にはミニトークも行われました。
大島さん:30年経っても悲しみは消えない。でも悲しみが化学変化をおこす。
悲しみがきっかけとなって、人と出会うこともある。
酒井住職:そこにいるのはかわいそうな人ではない。
悲しみを抱えながらも、今を一生懸命に生きようとしている人なのだ。
アンコール曲は「見上げてごらん夜の星を」でした。大きな拍手・感動とともに幕。
終了後には、存明寺客殿にてスタッフ慰労会が行なわれました。
スピーチをしてくれた人々
辛淑玉さん(子ぎつねの家)・鎌仲ひとみさん(映画監督)・入江杏さん(絵本作家)・
藤澤克己さん(元ライフリンク)・山根和子さん(いのちのミュージアム)・原知克さん(存明寺グリーフケア)・
桜井純子さん(グリサポせたがや)・井ケ瀬惠子さん(存明寺グリーフケア)
それはそれは、賑やかで楽しい時間が流れていきました、とさ。
親鸞と出遇うお寺
真宗大谷派 存明寺