グリーフケアのつどい 2017年秋 (第41回目)
日時 2017年9月30日(土)2:00~5:00
場所 真宗大谷派 存明寺
この日は1名の初参加の方を含め、合計18名の人々が集まって、
ひとつの場所をつくりました。
存明寺グリーフケアのつどいは、
大切な方を亡くされた人々のつどいです。
喪失や悲しみ・居場所をテーマとしています。
2007年9月にはじまり、今回で41回を数えました。
今までの延べ参加者数は、610名です。
★この日のミニ法話は朗読劇『仏典童話・けしの種』(酒井創作バージョン)を行ないました。
*朗読劇の言葉より(抜粋)
・お釈迦さまの「これからがこれまでを決める」という言葉は私にとって救いの言葉です。これからの生き方により、人生を変えることができる。私、生きていきます。
・一切皆苦という言葉を聞いて、今までは苦しみや悲しみから逃げていきたいと思っていたけれど、これからはそれらの意味を尋ねていこうと思う。そうでなければ、つらいだけの人生になってしまうから。
・悲しみは消えない。でもこの悲しみは消さなくてもよかったのです。
・キサーゴータミーの中に悲しみは消えてはいませんでしたが、その悲しみがやがて生きる力となり、キサーゴータミーは与えられた自らの人生を自ら歩む人となっていったのでした。
※仏典童話『けしの種』(酒井創作バージョンより)
★この日の音楽 (選曲:和子さん)
あなたに 愛をおくりたい
あなたに 夢をおくりたい
あなたに 春をおくりたい
あなたに 世界をおくりたい
一本の鉛筆があれば
八月六日の朝と書く
一本の鉛筆があれば
人間のいのちと 私は書く
『一本の鉛筆』 唄:大島花子
★この日のひとことコメント(抜粋)
*「精一杯生きていきたいが一番しっくりくるんです」と話された方の言葉がとても心に残りました。亡くなった人もそれを望んでいるだろうと思います。(あやさん)
*自分に何ができるのかを考えてみることも大事なことかなと思いました。(浮葉貴大)
*おひとりの方が一日一日近づいているのですよ、と。主人に少しづつ近づいているのかな、と。(匿名)
*私は人も動物も鳥もすべてのいのちを愛する生き方をしていきたい。(釋尼結心)
*立ち止まって、自分を見つめ直す時が持てたと思います。(さいとう)
*井ケ瀬さん・星野さんとお話すると、ほっとします。(匿名さん)
*ああすれば、こうすれば、ああ言っておけば・・・。この悲しみを無駄にはしない生き方、一生抱えて続く生き方かな?(本田眞)
*どんなことがあっても生きていかれますように。(津田雅子)
*母を亡くした時の苦々しい思いとともに歩んでいきます。(佐藤友成)
*毎回、皆さんのお話をお聞きして、共感したり、気づかされたり・・・。この機会をとても大切に思います。(山田政孝)
*後ろを振り返ることはできても、戻ることはできない。振り返ることで、前を向いて生きることを教えてもらえるのだと感じた。(和子)
*この悲しみがあったから、今の私がここにいるのだと実感できた時と場でした。(藤森喜美子)
*楽しいことも辛いことも苦しいことも、すべてを含めて貴女を亡くしてからの、貴女の知らない私の人生を、自らしっかり見つめていきます。そして、次に出会った時、ちゃんと話しますね。どうやって生きてきたかを・・・。(RYO)
*始まった時より、終わりの時の方が、みんなの表情がやわらかい。(じゅ~しょく)
*グリーフケアのつどいは、思いっきり泣ける場所。泣いてよい場所。いつもそう感じる。(髙橋昭彦)
*故人に恥じないよう。故人が悲しまないように、残された自分が生きていくための考え方が、あの世とか天国・浄土なのかと思いました。(キータ)
*いのちへのいとおしさを妹は教えてくれました。一日一日を生き抜いていくことが、私の役割りだと思います。妹の魂とともに・・・。(山本)
(以上、全員の方のひとことコメントの抜粋でした)
◆最後に、「存明寺グリーフケアのつどい」 これからのご案内
※3か月に一度の開催。約3時間のつどいです。
※皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
2017年(平成29年)
12月16日(土)午後2時~5時
2018年(平成30年)
3月24日(土)午後2時~5時
6月23日(土)午後2時~5時
9月29日(土)午後2時~5時
12月15日(土)午後2時~5時
会場: 真宗大谷派 存明寺にて
東京都世田谷区北烏山4-15-1
京王線「千歳烏山駅」北口より徒歩20分。
井の頭線「久我山駅」より徒歩20分。
京王線「千歳烏山駅」北口より関東バス「久我山病院行き」にて「寺院通り3番」下車
会費:500円(茶菓子の点心付きです)
連絡先:03-3300-5057(住職 酒井義一)
親鸞と出遇うお寺
真宗大谷派 存明寺