グリーフケアのつどい 2015年冬 (第34回目)
罪を自覚することだけが
罪を超える道 (お寺の掲示板より)
日時 2015年12月19日(土)2:00~5:00
場所 真宗大谷派 存明寺
この日は2名の初参加の方を含め、10名の人々が集まって、
ひとつの場所をつくりました。
全員の方々にゆっくりとご発言をいただきました。
存明寺グリーフケアのつどいは、
大切な方を亡くされた人々のつどいです。
喪失や悲しみ・居場所をテーマとしています。
2007年9月にはじまり、今回で34回を数えました。
今までの延べ参加者数は、492名です。
★この日の音楽鑑賞の時間:
「story」(AI) 選曲:hiromi
「人生が二度あれば」(井上陽水) 選曲:akihiko
★この日のひとことコメントより
・後悔の思いから、人は何か大切なものに出会っていく。
・悲しみは変わらずあるけれど、この場があることで、今がある。
・私の人生に、光の芽が生まれたように思っています。
・「生きる力になる」と耳にしてきましたが、今、初めて、この言葉の意味を・・・。
・自分の思いを言葉にし、声に出して語ることのできるこの場所に、感謝。
(以上抜粋、全文は下記に)
★ひとことコメント集 (グリーフケア 15年冬)
◇3年前のこの回に参加した日のことをはっきりと覚えています。冷たい雨が降る中、沈んだ気持ちで参加しました。今、悲しみは変わらずありますが、この場があることで、今があることに感謝しております。(佐藤友成 男性 40代)
◇悲しみの中にいる私に、生きていた時と同じように勇気と愛を注ぎ続けてくれている母に、感謝です。また私の人生に、光の芽が生まれたように思っています。今日のこのご縁に感謝いたします。(柳澤由美子 女性 50代)
◇『人生が二度あれば』を聞きながら、若い頃、この曲を聞いていた時は何もわからなかった。今は、わかるような気がします。「人生」について考える毎日です。(M・A 女性 50代)
◇グリーフケアに参加させていただくようになって9年目になります。ひとりじゃない、自分だけではない、という言葉が、「生きる力になる」と耳にしてきましたが、今、初めて、この言葉の意味を、この身体で感じることができました。(オカムラ 女性 50代)
◇後悔はどうやったらなくせるのか。なぜ人は「あの時こうしていたら」と思うのだろう。では、そうしていたら、今、後悔しないのか。「もっとこうすれば」となるのではないか。これから私はどう人と関わり、生きていくか、真剣に考えていきたいと思う。(釋尼結心 女性 40代)
◇自分の思いを言葉にし、声に出して語ることのできるこの場所に、私が今、いさせていただけることに感謝です。亡くなった方のご縁をいただき、たくさんのことをいただいていることが、悲しさの中にも嬉しさのようなものがあります。(釋尼歓喜 女性 60代)
◇後悔の思いが私を苦しめる、という方が多くおられた。その思いはなかなか消えてくれない。でもそこから人は何か大切なものに出会っていく。歩み続けていく。そのことをこそ、確かにしたい。(酒井義一 男性 50代)
◇今日も涙・涙・涙のつどいでした。音楽鑑賞の時間で選曲した井上陽水の『人生が二度あれば』を何年かぶりにしみじみと聞き、また涙・涙・涙……。(高橋昭彦 男性 60代)
◇久しぶりにグリーフケアに参加して感じたことがあります。自分の父と母の関係や生き様が思い出されてきました。両親は非常に仲がよくありませんでしたので、私はかなりひねくれた人間になったと思います。ですけど反面教師で何とかやってきました。(男性 60代)
◇私は第3子を亡くしたことを話しました。当時、自分の思いで一杯であったことを思い出しました。自責の念はどう変化していったのか、もう一度考えてみたいと思いました。悲しみや自責の念は、今もあるのだろうと思います。それに加えて気づきがあったように思えます。ご縁としていただきたいと思いました。(トド 男性 60代)
以上「グリーフケア 15年冬」でした。
◆「存明寺グリーフケアのつどい」ご案内
※3か月に一度の開催。約3時間のつどいです。
2016年(平成28年)
3月26日(土)午後2時~
6月25日(土)午後2時~
9月24日(土)午後2時~
12月17日(土)午後2時~
会場: 真宗大谷派 存明寺にて
東京都世田谷区北烏山4-15-1
京王線「千歳烏山駅」北口より徒歩20分。
井の頭線「久我山駅」より徒歩20分。
京王線「千歳烏山駅」北口より関東バス「久我山病院行き」にて「寺院通り3番」下車
会費:500円(茶菓子の点心付きです)
連絡先:03-3300-5057(住職 酒井義一)
真宗大谷派 存明寺