グリーフケアのつどい 2016年春 (第35回目)
日時 2016年3月26日(土)2:00~5:00
場所 真宗大谷派 存明寺
この日は4名の初参加の方を含め、合計17名の人々が集まって、
ひとつの場所をつくりました。
存明寺グリーフケアのつどいは、
大切な方を亡くされた人々のつどいです。
喪失や悲しみ・居場所をテーマとしています。
2007年9月にはじまり、今回で35回を数えました。
今までの延べ参加者数は、509名です。
※今回の写真は、すべてお許しを得て撮影をしています。
つどいのあたたかな雰囲気が伝わればと思っています。
★この日の音楽鑑賞の時間:
『Goodbye Yesterday』(今井美樹)
選曲:和子さん
たとえば誰かを愛し
傷つくことがあっても
それは 愛しい傷
明日への道しるべ
(作詞・作曲 : 布袋寅泰)
★この日のひとことコメントより
- 語る、聞く場所があることに感謝しています。
- ただ聞いていただき、共感いただけることが、こんなに心が楽になれるんだとわかりました。
- 自分を責めないと、なんだか人に優しくなれるような感じがする、そんな思いです。
- 主人のことを思い出して涙すること、イヤではないです。
- このつどいの環境はあたたかく、お寺の理想の形だと思いました。
(以上抜粋、全文は下記に)
★ひとことコメント集 (グリーフケア 2016年春)
◇初めて参加させていただきました。心で思っていることを口にすることで、涙がボロボロ出てきて、自分に驚きました。同じような思いを持っている方の前で語ることが、こんなに安心できるとは…。このつどいの環境はあたたかく、お寺の理想の形だと思いました。参加させていただき、本当に良かったです。有難うございました。(楠美知剛 男性 40代)
◇今日はふたつの言葉に出会いました。
① 手放すと良いものが入ってくる。
② 比較すると穏やかでなくなる。
心に染み入りました。有難うございました。(佐藤友成 男性 40代)
◇主人が他界して3年…。皆さんの話を聞くと、私も同じという思いがたくさんありました。主人にも会いたくなりました。そんなことを思うと涙が止まりません。でも主人のことを思い出して涙すること、イヤではないです。ここで話を聞いて学んだことをしっかり消化し、明日からまた頑張っていこうと思います。たぶん主人もそれを望んでいるはずですから…。(naomix 女性 40代)
◇また桜が咲く季節が急ぎ足で来て、月日は流れていきます。亡くなった方を思い、ここに集まった方たちは、静かに時を過ごしました。(恵月 女性 60代)
◇楽しかった。また参加したいです。『Goodbye Yesterday』(今井美樹)歌もよかったです。(伊藤末子 女性 70代)
◇久しぶりにグリーフケアに参加しましたが、やはり悲しみや痛みに向き合うのは辛いですね。でも、その悲しみや痛みを共有できるこの場所は尊いと思いました。(井ケ瀬惠子 女性 60代)
◇また春が巡ってきました。妻が亡くなったあの日の2月7日から7年も経ちました。早いものです。グリーフケア参加も5年目になりました。集った方々からのお話を聞くたびに今までの自分の思いを整理できて、また前に進めます。今日一日、今日一日を、今を大切に生きよう。そして、その日の自分を責めないで生きよう。自分を責めないと、なんだか人に優しくなれるような感じがする、そんな思いです。(原知克 男性 60代)
◇「言葉の体温」言葉は大切!! 心の中にある思いを言葉にして出すことで、心が軽くなったり、受け入れ出来たりする。そのことを今日は感じた。でも、人はなぜ死を迎えないといけないのでしょうか?淋しいです。(小林和子 女性 60代)
◇悲しみが起きた直後は、自分の周りの環境も悲しみに暮れていて、いつでもそのことについて話せることができましたが、時間の経過とともに、周りだけ元の生活に戻っている中、自分だけ取り残されているような気持ちで、無理矢理元気に振舞ってました。心の中は今でも変わらずに悲しみであふれている中、吐き出せる場所が少なくなってました。そのような時だったので、皆さんにただ聞いていただき、共感いただけることが、こんなに心が楽になれるんだとわかりました。有難うございました。(前田由江 女性 40代)
◇今日は子どもを亡くす悲しみ、大切な人を亡くす悲しみを考えさせられました。子育て支援に関わるなかでも、お子さんを亡くされた方もたくさんいらっしゃると思います。そのことへの気づきも、これから忘れずに考えていきたいと思いました。人はなぜ亡くなるのだろう…。その言葉に気づかされ、忘れずにいきたいと思います。(酒井浩美 女性 40代)
◇今日の音楽鑑賞の曲、今井美樹『Goodbye Yesterday』「涙の数だけ人はきっと 幸せに近づいているはず さよならから明日が始まる」グリーフケアは苦しい毎日を過ごす中での「いのちをつなぐ一里塚」。今日もたくさんの涙を有難うございました。(髙橋昭彦 男性 60代)
◇語る、聞く場所があることに感謝しています。(かすみん 女性 30代)
◇本日は死に近づいている友の相談をして、皆様よりお話をいただき、有難うございました。もう少し友に寄り添ってあげたいと思います。自分の周りの人たちに何もしてこなかったことを気付かされました。(あっちゃん 男性 70代)
◇皆さんの悲しみに触れさせていただき、こんなにたくさんの悲しみがあるのだと胸がつまる思いをしました。いっぱい泣いて、いっぱい話して、元気になってほしいと思います。グリーフケアのつどい、この場と時間を共有できることに感謝です。(釋尼歓喜 女性 60代)
◇皆さまのグリーフに向かい合い、改めて人のいのちや生きることとは何だろう。いのちは必ず亡くなるものだけど、それを受け入れるのは、なんと難しいことか。そしてどう受け入れていくのか。そのようなことを感じ、学びました。(T・O 男性 40代)
◇それがたとえつめたい別れであっても、それは愛のこもった私への促し。私の歩みのはじめの一歩となればいい。そんな歩みを共に・・・。(じゅーしょく 男性 50代)
以上ひとことコメントでした。(氏名・本文のHP掲載許可は、いただいております)
◆最後に、「存明寺グリーフケアのつどい」 これからのご案内
※3か月に一度の開催。約3時間のつどいです。
※あなたさまのお越しを、心よりお待ちしております。
2016年(平成28年)
6月25日(土)午後2時~
9月24日(土)午後2時~
12月17日(土)午後2時~
会場: 真宗大谷派 存明寺にて
東京都世田谷区北烏山4-15-1
京王線「千歳烏山駅」北口より徒歩20分。
井の頭線「久我山駅」より徒歩20分。
京王線「千歳烏山駅」北口より関東バス「久我山病院行き」にて「寺院通り3番」下車
会費:500円(茶菓子の点心付きです)
連絡先:03-3300-5057(住職 酒井義一)
親鸞と出遇うお寺
真宗大谷派 存明寺