グリーフケアのつどい 2015年秋 (第33回目)
救われるということは
自分の居場所を見い出すということ
日時 2015年9月26日(土)2:00~5:00
場所 真宗大谷派 存明寺
この日は1名の初参加の方を含め、11名の人々が集まって、
ひとつの場所をつくりました。
全員の方々にゆっくりとご発言をいただきました。
存明寺グリーフケアのつどいは、
大切な方を失ったという人々のつどいです。
喪失や悲しみ・居場所をテーマとしています。
2007年9月にはじまり、今回で33回を数えました。
今までの延べ参加者数は、482名です。
★この日の音楽鑑賞の時間:
「春の雪」(やなせなな) 選曲:酒井住職
「いとしき日々よ」(平井堅) 選曲:釋尼歓喜
★この日のひとことコメントより
・今日ほど「いのちのリレー」を感じたグリーフケアのつどいは初めてでした。
・「これからがこれまでを決める」この言葉は私にとって救いの言葉です。
・涙を流すことが自分にはまだ大切なのだと感じました。
・一日一日、思いが深い毎日です。
・その人を語ることで、その人は生きていくことができる。
(以上抜粋、全文は下記に)
★ひとことコメント集 (グリーフケア 15年秋)
◇今日ほど「命のリレー」を感じたグリーフケアのつどいは初めてでした。大切な人を亡くしても、自分の中で生き続けている!でもまた会いたいと思う・・・会えないけど・・・わかっている。わかっている。でも会いたい!
(髙橋昭彦 60代 男性)
◇「これからどう生きるか」を今の一番の悩みの中、「これからが これまでを 決める」(藤代聰麿)この言葉は私にとって救いの言葉です。これからの生き方により、人生を変えることができる・・・私、頑張ります。
(オカムラ 女性 50代)
◇言葉や身の処し方など、知らず知らずに受け継がれているのだなあと、皆様のお話を伺って、改めて感じました。
(佐藤友成 男性 40代)
◇『春の雪』(唄・やなせなな)「ただいま」って笑顔で帰ってくるような気がして。本当にそんなことを主人と重ねてしまい、涙しました。いつも感じるのですが、涙を流すことが自分にはまだ大切なのだと感じました。主人と一緒にこれからも前を向いて歩んでいきたい。
(小林和子 60代 女性)
◇悲しいことがあったから今がある。無理やり変えられた人生だけど、変わっていくことで、また見方や感じ方が変わる。妻や父を思い出し、話をすることで、その人は目の前に浮かんでくるし、その人の声が聞こえてくる。妻や父の生きる姿勢や考えが、自分の中へ染み込んで、一体化してくる感じがあります。歳をとったせいでしょうか?それとも・・・?
(原知克 男性 60代)
◇今日も静かな時が流れ、自分の中に残っている様々な思いが温かく表れました。
(恵月 60代 女性)
◇皆さまのお話を聞いて、力づけられました。「これからが これまでを 決める」(藤代聰麿)というのは真実だと思います。
(山口明雄 70代 男性)
◇今日も大切な時間を過ごさせていただきました。自分自身と向き合い、日々を重ねていく上で、気が付かなかったことなど、皆さんのお話を聞かせていただき、グリーフケアのつどいの大切さを強く感じました。有難うございました。
(釋尼歓喜 60代 女性)
◇妹との突然のお別れから22年が過ぎました。父も母も、もうこの世にはいません。こういう場で亡き人のことを語ることで、その人が生きてくるというお話があったかと思います。私も妹が教えてくれたことを大切にしながら、これからも一緒に生きていきたいと思います。亡き人への尽きぬ思いが、今の私を生かし続けてくれています。収入と居場所を失ったままでこれからどう生きていけばいいのかわからず、不安・孤独と背中合わせの日々が続きますが、良き方向へ妹が導いてくれると信じて、きっとどこかに希望はあると信じで、自分を信じて、もう少し歩み続けてみようと思います。一日一日を生きる毎日です。一日一日、思いが深い毎日です。
(山本早苗 女性 50代)
◇「その人を語ることで その人は生きていくことができる」(恵月さん・参加者)この言葉がとても印象に残った。亡き人を生かすも殺すも、今の私次第なのだ。
(酒井義一 50代 男性)
以上「グリーフケア 15年秋」でした。
真宗大谷派 存明寺