グリーフケアのつどい 2017年春 (第39回目)
日時 2017年3月25日(土)2:00~5:00
場所 真宗大谷派 存明寺
この日は6名の初参加の方を含め、合計22名の人々が集まって、
ひとつの場所をつくりました。
存明寺グリーフケアのつどいは、
大切な方を亡くされた人々のつどいです。
喪失や悲しみ・居場所をテーマとしています。
2007年9月にはじまり、今回で39回を数えました。
今までの延べ参加者数は、572名です。
★この日のミニ法話(酒井住職)で紹介した言葉たち
*花咲かす 見えぬ力を 春という
人となす 見えぬ力を 仏という
*かわいそうという言葉には
自分でなくてよかったという心が潜む
*同情はいらない
同悲がほしい
*たとえ世界中の人々が 私を見捨てても
たとえ私自身が 私を見捨てても
阿弥陀さまは けっして 私を見捨てはしない
*人間の本当の願いは 「通じ合って生きたい」
これだけなんですよ
竹中智秀
★この日の音楽 (選曲:タカコさん)
もう二度と会えないはずのあなたが 僕の名前を呼んでる
振り返る 場所も無い 聴こえたのは きっと
ぼくの心の中だけ いつも心の中だけ
『STAY』 コブクロ
★この日のひとことコメント(抜粋) ※全文は下記に。
*参加者の方々が自分の気持ちをちゃんと表現して話していたことが、すごい!
*家族でもなく、友人でもなく、今日この場だったからこそ口にできる想いと言葉があったと思う。
*ここに集まった人々の、悲しみとやさしさが流れる時間でした。
*体験を言葉にすると、皆と共有できる。数々の涙に勇気をいただいた一日、有難うございます。
*亡くなった人を思う時、涙が流れるのはどうしてなのかなあ。
(以上抜粋でした)
★ひとことコメント集 全文 (グリーフケア 2017年春)
2017年3月25日(土)のグリーフケアのつどいNO.39
◇悲しみが伝わってくる、つらさが伝わってくる。でも何もしてあげられない。ただ抱きしめてあげたい。そんな思いで一杯でした。参加者の方々が自分の気持ちをちゃんと表現して話していたことが、すごい!(井ケ瀬惠子 女性 60代)
◇日常生活の中では悲しいのは自分だけと思ってしまいますが、今日は気持ちの通じる仲間と一緒に3時間を過ごすことができました。有難うございました。また頑張ります。(A・M 女性 50代)
◇ついうっかり心の中にあることをそのまま言葉にしてしまいました。でも、そんな風に心を開けさせてくれるこの場を大切に思います。振り返ったら、あの戸惑い・苦しみ・大変だったことが、今は大したことじゃなかったと藤森さんのおっしゃった言葉に大きくうなづき、そんな風に生きていきたい、生きていること大切にしたいです。(あやさん 女性 60代)
◇家族でもなく、友人でもなく、今日この場だったからこそ口にできる想いと言葉があったと思う。ここにいることができたことに感謝の想いでいっぱいです。(H 女性 30代)
◇最期の別れの時の姿は、それぞれにあって、それぞれに重いモノを背負っていることを、改めて知ることができました。それでも、見えぬ力を借りながら・・・。皆さんと一緒に明日も生きていきたいと思います。(RYO 男性 60代)
◇グリーフケアへの参加も6年目となった。妻が8年前に亡くなったことで来るようになったが、この間多くの人と出会い、多くの言葉にも出会った。少しづつだけど、変わっていく自分を感じながら家族や友人を大切に生きていきたいと思う。(ハラT 男性 60代)
◇自分の心に語れる静かな時間を、今日も有難う。ここに集まった人々の、悲しみとやさしさが流れる時間でした。(恵月 女性 60代)
◇人それぞれ悲しみ・辛さ、背負う大きさは違うけれど、また大事なことを伝えていただけたと思います。後悔のない人なんていないんだと思いました。(酒井浩美 女性 50代)
◇元気で居たい。(溝口正 男性 80代)
◇悲しみの縁の抱え方は、人それぞれではありますが、違いを認め合いながら、ともにうなずき、涙し、目をつぶる。そのあたたかさが胸に沁みました。これからも大事にグリーフを抱えながら、自らを省みて歩んでいきます。いつでもどこまでも照らされたこの道を。(高山一正 男性 30代)
◇今日ほど悲しみは人それぞれなんだと強く感じた。体験を言葉にすると、皆と共有できる。数々の涙に勇気をいただいた一日、有難うございます。(髙橋昭彦 男性 60代)
◇「余命宣告されたからといって、これから何ができるのか。自問自答して、未だに答えが出ない」と言われた方がおられましたが、私も今、母が同じ状態にあります。これからどうしたらよいか、思い悩んでます。(オカムラ 女性 50代)
◇死別の悲しみを強く感じました。人それぞれ、悲しみの中で最も強く感じるものは、違うのかなと思います。自分にとって最も強い悲しみは何だろうと考え直しています。(山口明雄 男性 70代)
◇皆さんの話の内容は様々でしたが、すべて自分の体験に重ねることができました。世の中が動いているのに、自分は立ち止まったまま・・・というお話はよくわかりました。この4年で父との思い出の場所がリニューアルされたり、なくなったり。それだけですごく悲しいのです。思い出が上塗りされてしまうようで。STAYという歌詞の「もう二度と会えないはずのあなた」というところが、胸に刺さりました。私はまだ納得していないのかも知れません。父の死を。(あいだ 女性)
◇亡くなった人を思う時、涙が流れるのはどうしてなのかなあ。心の奥がうずくこと、皆大切な人を亡くすと現れるものなのだと、今日も皆さんの話を聞いて一安心というか、同じ気持ちの人がいることで、淋しさが少し減ったと感じた。そんな場所にいられることに感謝です。(和子 女性 60代)
◇大切な人を亡くして日々の生活を送る中で、一歩立ち止まることのできる時と場を有難く感じます。(山田政孝 男性 60代)
◇悲しいことを吐き出すことが立ち直りに良いとは言いますが、聞く方としては辛いだけで建設的・前向きの方法が特に見いだせなかったです。(矢田永子 女性 70代)
◇何年たっても悲しいです。でも、このグリーフケアのつどいで思いを語らせていただけることはありがたいです。亡くなった連れ合いはたくさんの御縁を私に贈ってくれました。皆さんのお話を聞き、聞いてくださり、やさしい気持ちをいただきました。感謝でいっぱいです。(釋尼歓喜 女性 60代)
◇自分がわかっていないこと、迷っていることがあり、モヤモヤ-しているが、いろんな人の話を傾聴すると、断片的に同じような壁に当たっているようなことに気づかされた。(岸本靖 男性 50代)
◇母が亡くなり22年経ちました。1月5日が命日でしたが、相変わらず着物を着た人を見ると母がいるような気がして、70歳になってもまだ揺れています。(男性 70代)
◇人を傷つけたという重い気持ちを抱えたまま参加した。なぜ人は人を傷つけてしまうのだろう。ごめんなさい、それが今、私が届けたい気持ちです。(酒井義一 男性 50代)
以上ひとことコメントでした。(氏名・本文のHP掲載許可は、いただいております)
◆最後に、「存明寺グリーフケアのつどい」 これからのご案内
※3か月に一度の開催。約3時間のつどいです。
※皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
2017年(平成29年)
6月24日(土)午後2時~5時
9月30日(土)午後2時~5時
12月16日(土)午後2時~5時
2018年(平成30年)
3月24日(土)午後2時~5時
6月23日(土)午後2時~5時
9月29日(土)午後2時~5時
12月15日(土)午後2時~5時
会場: 真宗大谷派 存明寺にて
東京都世田谷区北烏山4-15-1
京王線「千歳烏山駅」北口より徒歩20分。
井の頭線「久我山駅」より徒歩20分。
京王線「千歳烏山駅」北口より関東バス「久我山病院行き」にて「寺院通り3番」下車
会費:500円(茶菓子の点心付きです)
連絡先:03-3300-5057(住職 酒井義一)
親鸞と出遇うお寺
真宗大谷派 存明寺