自分を語ってみませんか・・・?
存明寺グリーフケアのつどい
大切な人を亡くされた方へ ―同じ体験をした人々のつどいです。
◆存明寺(ぞんみょうじ)グリーフケアのつどい (ご案内)
大切な方を亡くされた人へ。同じ体験をした人々のつどいです。
人をやさしく包むような、あたたかな居場所を目指しています。
コロナの感染予防のため、人数制限をして開催しています。
必ず事前にお申し込みをお願いいたします。
3か月に一度の開催。あなたのご参加を、こころよりお待ちしています。
※見学することはできません。ご了承ください。
(存明寺グリーフケアのつどい)
開催日
2024年(令和6年)
3月30日(土)14時~
6月29日(土)14時~
9月28日(土)14時~
12月21日(土)14時~ ※約3時間のつどいです。
会場 真宗大谷派 存明寺にて
東京都世田谷区北烏山4-15-1
京王線「千歳烏山駅」北口より徒歩20分。
井の頭線「久我山駅」南口より徒歩20分。
京王線「千歳烏山駅」北口より関東バス「久我山病院行き」にて「寺院通り3番」下車すぐ前。
会費 500円(茶菓子の点心付きです)
連絡先 真宗大谷派 存明寺(ぞんみょうじ)
住職 酒井義一
電話03-3300-5057
◆存明寺「グリーフケアのつどい」を動画でご紹介しています。是非ご覧ください。
◆呼びかけ文
グリーフケアという言葉を知っていますか? 「グリーフケア」とは、肉親などの大切な方を亡くされた人が感じる深い悲嘆(グリーフ)を大切にする(ケアする)ことを言います。
- いろいろと理由をつけて家族を責めたり、自分を責めたりしてしまいます。
- 夜なかなか眠ることが出来ません。
- 「がんばって」「元気出して」という言葉がつらいのです。
このようなことは、特別なことではなく、実は大切な方を亡くされた誰もが感じる「正常な反応」なのだそうです。 同じ体験をした人々が集まり、それぞれの今の気持ちを車座になって語り合うことを大切にする場が、「グリーフケアのつどい」です。
悲しみや苦しみは簡単にはなくならないのかもしれません。 しかし、悲しみや苦しみを大切に体験しながら、 その悲しみ苦しみを「生きる力」にかえる世界があります。 そのような世界を確かなものにしていくことを願って、「グリーフケアのつどい」を開催します。
◆当日の日程(14時~17時)
14:00 第1部 仏教儀式の時間 (嘆仏偈のお勤めをします。簡単な自己紹介)
14:30 第2部 聞く時間 (酒井義一住職のミニ法話を聞きます)
15:00 第3部 語る時間 (一人ひとりの時間です。自分を語ってみませんか?)
16:40 第4部 音楽鑑賞の時間 (その日の一曲を聴きます。17:00終了予定)
◆大切にしたいこと(つどいには願いとルールがあります)
- 話を聞くことを大切にします。(あたたかな雰囲気の居場所を作りましょう)
- 自分を語ることを大切にします。(死別のこと、最近のこと、何を語ってもいいのです)
- 聞いたことは外部にもらしません。(相手のことを大切にしたいからです)
- 発言を強要しません。(話したくないときは話さなくてもかまいません)
- 悲しみを比べません。(いたみが一人ひとり違うことを大切にします)
- くりかえし同じことを語ってもいいのです。(語りながら振り返ることを大切にします)
- 時間を大切にします。(お話の時間を独占しないようにしましょう)
◆ひとことコメント(抜粋)
毎回のつどいの最後に、音楽を聞きながら「ひとことコメント」を書いていただいています。思いを言葉にする…。その日に感じたことを言葉にすることを大切にしています。(以下抜粋)
・普段、自分の心にフタをして生きているので、今日はフタ全快で過ごさせていただきました。(2024.3 ON 女性 50代)
・人を失った悲しみは大きい。けれど大切な贈り物もひとつ、そしてまたひとつ届くことに気づく。それを大切に生きよう。(2022.10 釋尼結心 女性 50代)
・グリーフケアのこのつどいは心が癒されます。辛い思いをしているのは自分だけじゃないと思えるから。(2022.6 マハラニ 女性 50代)
・今は生きるって辛いという思いがとてもあります。だからこそ、悲しむ場所分かち合う場所が有難いです。(2020.9 咲 女性 40代)
・自分の心の奥にある苦悩を口に出すことができるこの場所に感謝です。そして、その苦悩を共感してもらえることが有難いです。そんなあたたかい場所に出会えた私は幸せです♡ (2019.12 オリーブ 女性 70代)
・ミニ法話で「悲しみ苦しみを標準装備するもの、それが人間」の言葉をいただき、悲しみ苦しみと一緒に生きるんだ、と。逃れようとすると、またつらい思いが生まれると思いました。若い時だけがつらいんじゃなくて、年寄りもつらいんだ。あらためて気が付きました。(2019.9 Tハラ 男性 60代)
・明るさや元気さや強さを追い求める世にあって、悲しさや辛さや弱さを表現できる場を誰もが皆、求め続けている!そのことを痛切に感じた今日の集い。涙がうつくしいと思った。(2019.6 じゅ~しょく 男性 50代)
・「この辛さ苦しみをどう受け止めればいいの?」私自身の言葉がそのまま重なる。この現実を受け持つことになった私の人生。私はそれでも生きていきたい。今日あらためてそう思った。(2019.3 RYO 男性 60代)
・他の方の悲しい思いを聞きながら重なることが様々にあり、初めて会う人だとは思えなかった。「これからがこれまでを決める」この言葉に励ましとエネルギーと勇気をもらいました。優しくなりたいと思いました。(2018.12 明優 女性 60代)
・後悔や自責の念は、大好きだからこそだと思います。(2018.6 釋尼結心 50代)
・「これからどう生きるか」を今の一番の悩みの中、「これからが これまでを 決める」(藤代聰麿)。この言葉は私にとって救いの言葉です。これからの生き方により、人生を変えることができる・・・私、頑張ります。(2015.9 タカコ 女性 50代)
・自分自身、我が子を失うという、あり得ないことが起き、地獄のような苦しみを味わいました。しかし、こうして少しずつ前を向いて歩いていけるようになったのは、たくさんの方々に支えられて、話を聞いてくれる仲間がいたからだと思います。「吐き出す」作業は、とても大事な作業だと思っています。今日は有難うございました。(2015.6 真紀 女性 40代)
・「グリーフケアのつどい」。この場にいられたことに感謝します。参加されていた方一人ひとりのお言葉が胸にしみて、涙がとまらないひととき・・・。心開いて話す時、悲しみが愛しみととなり、心をうるおしてくれました。(2015.3 杏 女性 50代)
・本日は家族とも話さないことを言ってしまいました。この会に来てとてもよかったです。(2014.6 厚 男性 60代)
・主人が他界して9か月。涙が止まらない日がまだまだあります。悲しくて悲しくてどうしようもない。そんな時にグリーフケアのつどいで「悲しみは乗り越えなくてもいい」という言葉に出会いました。このグリーフケアで毎回たすけられています。この悲しみは主人そのものであり、一生一緒に生きていくんだと思っています。今日帰ったら仏壇にそう報告します。(2014.3 NAOMIX 女性 40代)
・悲しみを真剣にちゃんと聞いてくれる人がいる。相手の悲しみに涙してくれる人がいる。安心して語れる相手がいる。安心して語れる場所がある。そんな場があれば、人は力強く生きていけるのだと、感じた。(2013.6 文昌 男性 40代)
・ミニ法話の「一切皆苦」を聞いて、今までは苦しみや悲しみから逃げていきたいと思っていましたが、これからはそれらの意味をたずねていこうと思います。そうでなければ、つらいだけの人生になってしまうから。(2011.6 惠子 女性 50代)
・悲しみは消えない。しかし、この悲しみは消さなくていい。ありのままに受け入れることなんだと。そんなことを学ばせていただきました。有難うございました。(2011.3 昭 男性 50代)
◆さいごに
- 「グリーフケアのつどい」の願い それは、場の持つ力を信頼し、自分自身を素直に表現できる「あたたかな居場所」をつくるということです。 そして、悲しみや苦しみが無駄ではなかったといえる世界を、 一人ひとりが確かなものにしていくことを目指しています。
- 存明寺のご門徒以外の方のご参加を歓迎します。願うは、檀家制度を超えた出会いの場を創ることです。
- このつどいは2007年9月に始まり、以来3か月に一度、場を開き続けています。この動きにご興味・ご関心のある方々のご参加を、心よりお待ちしております。
親鸞と出遇うお寺
真宗大谷派 存明寺
存明寺グリーフケアのつどい